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「この世界の片隅に」を観てきました

この世界の片隅に」を鑑賞しました。(原作未読)
想像してたよりも面白かったです。噂通りの名作でした。
 
http://konosekai.jp/
 

個人的な感想抜粋

・紹介記事の止め絵で見た時には、
 アニメーションとしての良さは解らなかったものの、
 実際に動いてる絵はとても魅力的。
 絵が得意な主人公視点の表現がまたよろしい。
・全編に渡るのん(能年玲奈)の演技が上手いです。素晴らしい。
・ジャンルとしては「戦争映画」。
 実写の邦画なんかだと、重苦しい表現たっぷりで胃もたれする内容になりそう。
 でも、本作はテンポ良くエピソードが語られていくし、
 戦争中の生活が語られる中で、ちょいちょい笑いが起こる館内。
 戦争もので、ああいう楽しい話が描けるもんなんですねぇ。
・自分が子供の頃は、学校で「はだしのゲン」を見せられ、かなりショックを受けたし、
 「火垂るの墓」なんかも2度と観たくは無い映画です。
 「この世界の片隅に」も「戦争映画」なので、
 大団円のハッピーエンドにならないことは覚悟していました…。
 ただ、覚悟していたより、かなり救いのある内容とエンディングだと感じました。
 

奥さんの感想

奥さんも一緒に鑑賞したのですが…意外と印象が異なるようです。
・お話の構成やら、アニメーションは良く出来ている。
 が、2度は見たくない映画リストに入ったらしいです。
 
 ちなみに、2度と見たくない映画トップ3は、
 「ダンサー・イン・ザ・ダーク」「嫌われ松子の一生」「火垂るの墓」らしいです。
 確かにどれも救いが無さ過ぎる終わり方をするのでヒドイ。
 
 トップ3なんかに比べたら、
 「この世界の片隅に」は希望が持てるエンディングなんですけどねぇ。
 戦争映画なのでダメとのことでした。
 「この映画すすめてるの、『艦これ』好きな人だけじゃないの?」
 という辛らつなお言葉。
 (奥さんは関西の出身。
  西の方では空襲やらに関する生々しいお話を聞く機会が多く、
  基本的に戦争が題材な時点でダメらしい。
それでも観に来たのは、能年玲奈が主演という効果でしょうか。)
 
もし、小学生ぐらいの子供に戦争を題材にした映画を見せるとしたら、
はだしのゲン」よりは「この世界の片隅に」じゃない?
と個人的には思ったんですけど。
 
でも、近くの席で鑑賞してた小学生のお客さんは、
上映後にはだいぶグッタリしていたように見えました。
はだしのゲン」やら「火垂るの墓」より全然マシと言っても、
やっぱり戦争ものは重いのかぁ…。
 

余談

この世界の片隅に」は上映してるとこが少ないので、
普段はあまり行かない映画館で鑑賞してきました。
 
前回、同じ映画館で観たのは「チョコレートドーナツ」でした。
(同性愛とか認められていない、1970年台のマッチョなアメリカ社会にて、
 同性愛のカップルが、障害を持った子供を引き取って育てる…みたいなお話。)
これなんかもハッピーエンドではないやつで、奥さんは結構へこんでました。
 ※でも、個人的には好きな映画です。
 
どうやら、この映画館で観る映画は、奥さんには受けが悪い、
というジンクスが築かれつつあるような…。